仮想通貨関連情報 10月24日のまとめ BTG(bitcoin gold)分岐

10月24日の夜現在、ビットコインは64万円台で推移しています。ビットコインゴールドの分岐が起きた直後10%ほど値が暴落してその後64万円台に戻しました。

アルトコインの値段が全体的に上昇しています。資金がビットコインからアルトコインに戻ってきています。
目次
ビットコインゴールドの分岐
本日は注目されていたイベントが1つ終わりました。ビットコインのブロックチェーンで491,407ブロックが生成されて、ビットコインゴールドの分岐が発生しました。
予想通り、ビットコインのブロックチェーンの491,406ブロックを過ぎるとビットコインを売る動きが一気に進み、値段が10%ほど暴落しました。これは491,406ブロック時点のビットコイン保有量に基づいてビットコインゴールドが付与されるので、単にその付与を得たいだけ人とっては、それ以上ビットコインを保有する理由がないからです。
しかしその後、10%ほど下落していたビットコインの下落は止まり価格は少し回復して持ち直しました。
ビットコインゴールドの付与が終わった現在、仮想通貨市場の関心の焦点はsegwit2xに集まっています。segwit2xは11月中旬に予定されている次のハードフォーク(分裂)です。segwit2xは賛成派と反対派がビットコインコミュニティで対立しています。
segwit2x ビットコインコミュニティでの対立
今回の例を元に考えると、もしsegwit2xに向けてビットコインは上昇するかもしれません。分裂後にビットコイン保有量に応じて新しいコインがタダで貰えるという思惑が生まれてそれが強い流れになる可能性があります。
しかしビットコインゴールドの場合はビットコインよりも価値がずっと少ないアルトコインのような扱いになるとの見方が大半ですが、segwit2xの実施によって生まれたコインの場合は、そのコインがビットコインの地位に代替する可能性があるという事です。特にsegwit2xはマイナーの多くの支持を集めています。segwit2xが実施されるとビットコイン投資家が旧コイン派と新コイン派に分かれてお互いの価値を奪い合うという状況に発展する恐れもあり注意が必要です。
ロシア:ICOを規制しない
ロシアはICOを規制する事はないと発表されました。
ICOは極めて大きな可能性があるとして、ロシアがこれから作られる金融規制がICOを規制する事はない事を約束。
ICOに関しては国の対応に大きな差が出ているね。さて結果的に正しい対応をした国はどこなんだろうか、数年後が楽しみだね。https://t.co/ix7c7YiJOt
— Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2017年10月24日
最近はロシアは大規模なマイニング事情を行うと発表するなど、仮想通貨関連のビジネスに積極的な印象です。自分もこのブログで以前取り上げたことのある、russian mining coin(rmc)というロシアのプロジェクトに少し投資しています。当方の記事はこちら
アメリカの司法長官がビットコインについてコメント
アメリカ司法長官、闇市場でのビットコイン利用について言及 – 自社作成 (プレスリリース) (ブログ) https://t.co/xIzGEELzhf
— ビットコイン速報 (@kasoupj_02) 2017年10月24日
米国の司法長官がビットコインが違法薬物などの取引に使われている闇市場(ダークマーケット)で利用されていることについて上院司法委員会で言及しました。ビットコインには残念ながらこういった闇市場での悪用がされる事があります。しかし、ビットコインの取引履歴は公開されておりブロックチェーンで全てを辿れるので、犯人が取引所で現金に変える段階を捉えればある程度特定可能です。
むしろ問題になるのはその他の匿名通貨だと記事中でも触れられています。匿名通貨とは匿名性を強化した仮想通貨です。取引内容を第三者から見えなくする事ができます。匿名通貨のコインは様々な種類が存在しています。現在も開発が続いています。代表的なものはDash、Monero、Zcashです。
しかし匿名性は絶対のものではなく、将来解析されて公開される可能性もあるようです。
ビットコインゴールドに対する評価
ビットコインがまたも分裂–新生「ビットコインゴールド」の正体 https://t.co/1kX3vaBjwE
— CNET Japan (@cnet_japan) 2017年10月24日
本日の朝に分岐したビットコインゴールドについてまとめられています。記事に書かれているように現状におけるビットコインゴールドは様々な問題点があります。ブロックチェーンが正常に機能するかやリプレイアタックの脆弱性といった技術面での問題や、公開される前にマイニングされて不当に一部のものが利益を得るおそれなどが様々なニュースで指摘されています。現状の仮想通貨市場参加者やビットコインコミュニティーの大半はビットコインゴールドには大した値段が付かないだろうという見方が強いです。
サウジアラビアの王子がビットコイン相場についてコメントしました
サウジ王子、ビットコインは「進行中のエンロン」と警戒 – ロイター https://t.co/Gj0mvZh7kF pic.twitter.com/t85VmCQwNC
— ビットコイン速報 (@kasoupj_02) 2017年10月24日
ビットコインに対しては様々な著名人、政府関係者など要人達が否定的な意見を出しています。ビットコイン派バブルであって価格は崩壊するだろうという意見がたびたび発表されます。しかし一時的に大きく落ちる事はあっても、その後に必ず値を戻し、さらに大きく上昇をしています。もちろん今後はどうなるか誰にも分からないと思います。
Segwit2xによってビットコインは危うい状況に陥るかもしれません。しかし仮想通貨市場全体は今後も発展し続けると思っています。分裂を重ねたビットコインがもし信頼を失っても、イーサリアムなど他の通貨があります。
特定の管理者が必要のない通貨には単なる様々なメリットがあります。特定の者が恣意的な金融政策などで利益を得るという事を防ぐ事ができます。これは単なるブロックチェーンテクノロジーを法定通貨(円やドル)に適応する事では実現しません(ドル相場連動のTetherのように)。ビットコインのようなタイプの仮想通貨は今後も発展していくと思います。
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